2008年04月15日

参拝

春といえども、夜はまだまだ肌寒い。
土曜日の午前11時に1ヶ月ぶりの通院をしてきた。
最近では既に歯並びは、パッと見で綺麗なものだが、細かくチェックするとまだまだ改善の余地はある。
以前この日記にも記したが、ようやくトムクルーズの心境が分かった。
・・・・殴られるな。

しかしながら日々精進、今回の通院の主たる目的はクリーニングと歯列微調整である。
実は現在の歯の状況は、下の前歯に矯正の難しさか1mm程度の前後のズレが生じている。別に不測の事態というわけではないだろう。
だから、1ヵ月後にまたクリニックで横になるときにはぴったり並んでいる気がする。

ただ一つ残念なのは、せっかく今回からつけてもらった奥歯の装置が次の日にあっさりハズレたことだ。
当初より奥歯に装置装着を試みてはいるのだが、なかなかピッタリとくっ付かないようなのだ。しかし、この1年で私の歯並びを劇的に変貌させた先生の力を推察するに、この困難もたいした問題ではないのだろう。

1ヶ月というスパンではあまり驚愕しないのだが、1年という歳月で考えるとかなり完成度が高いところまできている。気のせいかもしれないが笑顔でいる時間が増えた気がする。


春の陽気に誘われ、帰り道にそのまま徒歩で、のんびりと靖国参拝をしてきました。とても心地よいそよ風の中、地面や水面に敷かれた桜の花びらが、自然と私を笑顔にさせてくれました。


KAZ矯正歯科
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2008年03月17日

95円

いやぁ、1ドル95円ときましたか。これは80円台にいきますね。
今年は矯正装置もはずせることだし、海外旅行しよー。

最近はクリニックに1ヶ月に1回の訪問だが、なかなかひと月は長い。これだけ長いと感じるのには理由がある。最初はそれほどのことでもなかったことなのだが、近頃は密かに歯のクリーニングに快感を覚えているのだ。
一般的な矯正装置でさえ食べ物が付着しやすいのに裏側の装置となると、まさに底引網。しかし、短所に勝る長所あり。この裏側装置の長所を挙げよう。ハミガキが絶対的に必要になり星飛雄馬の大リーグボール養成ギブス以上の効果を発揮し、体が勝手に動いてハミガキが習慣化される。なんか装置にひっかかってハミガキせずにいられない。製作者の意図はないにせよ、奥深い恐るべき装置である。私に至っては、マイ歯ブラシを持ち歩いている始末だ。なんて清潔感あるれる変貌だろう。
説明が長くなったしまったが、これだけ頻繁なブラッシングでも装置に激しく絡んだ、もしくは挟まったモノはなかなか取れないとこがある。それが私を類稀なクリーニングマニアにした要因である。実は、疑心暗鬼で実際は何もないのかもしれないが、とにかくクリーニングをして欲しくてたまらなくなってしまうのだ。

そうそう、今回もクリーニングをしてもらったのだが、そのときにふと思った。装置をはずしてからクリーニングしてもらったほうが、気持ち的に一段と綺麗になっている感が増すだろうが、いつもクリーニングは装置装着時に行っている。大差ないのかしら。

次の予定も当然の一ヶ月後だ。

KAZ矯正歯科
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2008年02月24日

Before After

前回の来院から1ヶ月。私はいつものようにクリニックに向かう。
最近では神保町あたりの美味しいランチを調査してから、帰りに出向いてみたりしている。
今回の帰り道は・・・。いや、話が長くなりそうなのでやめておこう。

一ヶ月ぶりの来院でまず目にしたのは受付フロアーのテーブル。
かぁ〜、洒落てる。テーブルの形もさることながら、その色は洒落てなきゃまず選ばない。一般家庭にはまずない色のテーブルである。
なんか短期間で更新されていくソファやテーブルはいったいどういう意味なのだろうか。空間のリフレッシュなのか進歩の過程なのか、それとも新種の間違い探しなのか。いずれにせよ毎度気持ちのよい空間だ。

診察室での改良は、上の歯のワイヤーを付け直した。
現在の歯の状態は、歯のどの場所の隙間もなくぴったりくっついている。パッとみは歯並びのよい人だろう。しかし、人間の欲求とは貪欲なものである。歯の位置に多少凸凹がある。これをキッチリ整列させたくなってきている。当初は気になったこともなかったが、どんどん気になることは些細なものになってくる。これもその一つなのだが、以前はたいして思ったこともないが、今は歯を白くしたくなってきた。歯並びの良さは、印象として清潔感をもたらすそうだが、そのために白さは重要なファクターである。いくら綺麗に歯が並んでいても色が悪くては意味がないだろう。
といっても、まずは矯正という大切なハードルを越える必要がある。
おおまかな歯の移動は順調に完了し、緻密な歯の移動を行うという段階に突入している。一ヶ月に一度の割合で通院するのはそのためらしい。

不思議と一ヶ月に一度の通院はわずらわしくないのである。それどころか待ち遠しい。よほど私が暇なのかとさいなまされるが、きっと歯並びがよくなる喜びからだと信じている。いや、そう信じたい。

一ヶ月後の来院予定日を決める時に、写真を手渡してもらった。治療前の歯の写真と現在の歯の写真である。いわゆるbefore afterだ。
これは衝撃だった。
こんなに悪かったか!?
実際、目を疑ってしまった。

いやぁ、矯正ってすばらしい。

KAZ矯正歯科
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2008年01月23日

2008

あぁ、日本株は下げ止まらない。
FXもFRBの考えが怖くて手が出せない。
石油も1バレルが高すぎて、先物市場は過去にない先行き不透明感。
福田政権は支持率ジリ貧。

粉飾決算に端を発する偽装関連ニュース、年末は賞味期限偽装だったが、年明けは製紙会社の再生紙製造偽装問題が氾濫している。
2008年は世界情勢含めてあまり良いニュースに恵まれそうにない感じがする。
が、汝あなどる事なかれ。私にとって驚異的なニュース。
歯の隙間が綺麗にぴったりと閉ざされた。
年末に真価を発揮したインプラントが、長年の私の苦悩をいとも容易く払拭してくれた。
こんなことならもっと早くに始めておけば良かったとも思うが、私の場合、裏側の装置に出会えなければきっと未だに矯正すらしていないであろう。

ふと考えてみると、私の周りの人で私から矯正の話をした人以外に私の矯正に誰か気が付いた人がいるのだろうか。現在、私はひとり暮らしだが、お正月に家族や親戚一同に会ったときにも誰も私の矯正に気が付かなかったように思える。逆に、歯の隙間が無くなったことを誰も気が付かなかったとも言えるが・・・寂しいもんだ。家族なら気が付いたら遠慮なくコメントするだろうに。

そもそも普段生活をしていて、一度でも矯正装置を歯の裏側に装着している人に遭遇したことがあるか。答えは、NO。しかし、この答えは間違っているのかもしれない。実は会っていても気が付いていないだけの可能性が高い。
裏側の装置は私のように装置の見た目が嫌で矯正に踏み切れなかった人にはうってつけ。最初の違和感は想像以上だけれども、以前書き込んだように人間の神秘によって必ず克服されるだろう。

2008年。
私にとって矯正装置がハズレる年となる。
歯の裏側の舌触りってどんな感じだったのか、今は懐かしい記憶ゆえに人類補完計画がコンプリートされる瞬間がとても待ち遠しい。

KAZ矯正歯科
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2007年12月10日

基本性能

12月8日に約1ヶ月ぶりの治療のため神保町に向かった。
かなり通院にも慣れてきたからか、予約時間ぴったりに到着できるタイミングを掴み家を出るようになっている。
しかし、本来であれば電車を使う以上、ある程度の余裕をもって出掛けるのが大人のマナーであろう。
・・・次は10分早く出よう。

インプラントを埋めてから2ヶ月が経つが、こいつの性能は量り知れない。あまり変わらないなぁと思っていた歯並びであったが、この1ヶ月の変化たるや目覚しいモノがある。
これはもちろんインプラントのみの力ではなく、ワイヤーを太くした効果もあるだろうが、まさに相乗効果、いわゆるシナジーなわけですね。
インプラントという改造に踏み切った甲斐があったというものだ。
埋めたときは正直激しく違和感を感じ、インプラントの費用対効果に一抹の不安があったが、ここ1ヶ月の働きからするに納得せざるを得ない。

ただ、矯正とはなかなか難しいんだなと思わせることがある。
私の場合、そもそも八重歯等の前後のバラつきは無く、歯の隙間が主たる問題であった。隙間はどこかを縮めるとどこかが開くようで、以前の隙間以上に隙間を感じる部分が出来た。最終的な目標は決まっていて、歯全体を奥に引っ張り込んで隙間を無くす予定だけど、経過途中の現段階では致し方ないのだろう。


そうそう忘れず書いて置こう、今回の処置は、ワイヤーを一層太いものに変更してもらった。徐々に太くしているからか、今回の変更も私生活に支障をきたすほどの痛みはない。

次回は、1月19日だ。
かなり楽しみ。
何がって、その日までにどこもで歯並びが変化しているかが。
頑張れインプラント!

KAZ矯正歯科
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2007年11月13日

シャア専用

ソフトバンクがシャア専用携帯を出す。
5000台限定で価格は10万。
私の友人は即行で予約した。数年前なら、私も確実に飛びついていたであろう。しかし、今の私はそうでもない。その理由が、大人になったからなのか、インプラントをしたからなのかは定かではない。
逆にどちらでもよいし、たぶんどちらでもない。
ただ、これだけは言える。私の最近の関心事が、明らかに歯になっているのである。ハミガキで歯は白くなるのか?や、自分の矯正の効果、さらには人の歯並びまで。
そんな中で、私は一つ思うことがある。
矯正をして早6ヶ月経過。
驚くほどの効果はない。そう、然程効果がないのだ。
もちろん最終的には、医学にひれ伏し、綺麗に整列させられるのだろうが目を見張るほどではない。確かに1mmくらいは動いているようだが、外側に装置を着けた人の体験談を拝見する限り、期間で考えるならやはり外側に軍配があがるようだ。

そう、結果的に綺麗になればいい訳だから、短期決戦というのも悪くないのではないかと思う。
もし、矯正を考えている人がこの私の至らぬ日記を読んでいるとするなら参考にして欲しい。

あなたが、どうしても内側で極力人目にふれずに矯正したいと強く思わないのであれば外側を勧める。

ちなみに私は、内側が良い。この人にバレない加減は想像以上だ。また経験としても内側は面白い。外側より多くのことを学べるような気がする。まぁ、金額も違うが、お金じゃ買えない価値がある。
支払いはマスターカードで。

・・・これが書きたいだけのくだり。あしからず。


11月10日にインプラントを始動させるために、クリニックに行った。
装着済みのワイヤーをすべてカットし、新しく以前よりさらに太いワイヤーにチェンジした。
そこから前回頭蓋骨にねじ込んだインプラントが大活躍。インプラントを支点として、歯を全体的に奥に引っ張り込む作戦。ゴム状のヒモを装置から引っ張り、激しくインプラントにくくり付ける。インプラントは動かないから、必然的に歯が奥に来るというわけ。当然、まったくインプラントの部分は痛くも痒くもない。それと初めのころ想像していた矯正による歯ぐきの痛みというのは、たいしたことはない。ワイヤーが変わって1・2日は若干の違和感があるが気にするほどではない。こればっかりは私が鈍感だからではないと思う。たぶん。

次回は一ヶ月後に予約した。
この一ヶ月間のインプラントの働きに期待せずにはいられない。

KAZ矯正歯科
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2007年10月29日

エマージェンシー

今年の風邪は厳しい。
何が厳しいかって、治らない。
鬼怒川温泉の露天風呂で寒気を感じたときを初日とすると、すでに今日で自覚症状が表れてから10日。
症状は例年と大きく違う。熱はほとんどない。強烈なのどの痛みと、それに起因するセキ。
いやぁ、キツイ。
弱り目にたたり目とはよく言ったもの。例外なく私をその言葉が襲う。

それは一週間くらい前、歯の裏側についた装置のワイヤー部分が鋭角に飛び出して舌に突き刺さる感覚を覚えた。
大口を開けて、口の中を鏡に写し出して見る。
「ははーん、あのピンと突き立ったワイヤーが刺さるのか。」
得意のニッパーでサクッっとカットしてやった。
若干、ワイヤーが刺さるが、特段の心配はない。
その時は確かそう思った。
しかし、数日後に恐るべきことに。

雨垂れ石を穿つ。
舌に少しずつ傷を負わしたそのトンガリ。気付いたときには既に遅かった。少ししゃべるだけで舌に激痛が走るではないか。
慌ててクリニックに連絡し、そのトンガリを除去してもらうべく、緊急で予約を入れてもらった。

すべからくしてワイヤーを張替えて、次の日には激痛はなくなった。
歯の裏側の装置の場合、装置が舌にガンガンとアプローチしてくるので、こういった問題も発生するのである。

矯正装置の選択をする際に、この弱点はナメテかかれないと実感し、コメントしておくことにします。

まぁ、でも私の場合、それでも裏側の装置が気に入っていますけどね。
KAZ矯正歯科
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2007年10月09日

インプラント

「いつもより(サイボーグになるため)治療に時間が掛かります。」
前回の指示通り、私は、水曜日の5時の予約のため、4時半にクリニックに到着した。基本的に土曜日をメインに治療を受けているが、インプラントのオペを行う先生が水曜日に来るため、仕方なく水曜日に来院する運びとなった。

インプラントを行う理由は、固定する点をつくり、その支持で強力にワイヤーを張る為。絶対にやらなければならない訳ではないが、矯正期間の短縮になる。千差万別であろうが、私の場合、期間の短縮が図れて総支出額ではコストダウンになるそうだ。ちなみに、今回行うインプラントは上あご2本で7万程度だ。
多少の不安はあったが、早期決着をもくろむ私にとっては避けては通れぬ道であった。

平日とあってか多少混んだクリニックの待合室で、私は予定の5時を15分過ぎた時に呼ばれた。いよいよか。

実は私、言われるがままにインプラントをすることになったが、基本的に先生におまかせコースだから、いまいち自分でインプラントについて調べたりしていない。どんなことをやるんだろう。どんなものを装着するんだ!?痛い!?いまさら不安が募る。

診察室で、オペをする先生が挨拶しにきてくれた。結構ワイルド系の男前である。ここは美男美女の桃源郷か。

経過の記録を写真におさめた後、早速、改造スタート。

まずは、麻酔。

って、痛い。この麻酔は、私の経験した麻酔の中で3本の指に入る。
脳裏をよぎるは、麻酔がこんだけ痛いってことはインプラントって、どんだけー!!
もしかしたら、泣く。いや、たぶん泣く。

先生が「麻酔が効くまで、しばらくお待ちください。」

ウガイをしたが、いまいち麻酔の効果が知れない。10分後くらいだったか、恐怖におののいて記憶が曖昧だが、再び、先生登場。
椅子を倒されて、まな板の鯉状態の私を相手に、どうやら作業に取り掛かったようだ。
なんかやってる・・・・。ん、始まってるのか。

すげーぜ、麻酔!
何も感じない。たぶん、ネジ付きボルトをぐりぐり上あごにねじ込んでいるのだろう(予想)が、まったく何も感じない。恐るべし医学の力。

あっという間に改造されて、夢の強化人間になった。

でもって、いつもの高橋先生がチェックに来て終了。
案ずるより産むが易しか。今回もまた人生の勉強になったのである。

終了間際に、衛生士の女性からインプラントの説明を受けた。
「痛み止めと、抗生物質の薬を処方しておきますので、きちんと服用してくださいね。」「インプラントが上あごに固定されるまでの間、指で触ったりしないでくださいね。」「今回のインプラントは、短いモノなのでもしかすると、とれてしまう事があります。」

私は質問してみた。
「とれるって、頻繁にあることなんですか?」

「2割くらいですかね。あと骨がスカスカの人がとれ易かったりします。」

「スカスカ!?(笑)」
これには笑ったが、実は私には一抹の不安が。32歳独身、一人暮らし暦は10年以上。自信をもっては骨粗鬆症の可能性を否定できない。まったく、可愛い顔して厳しいコメントだ。

その日の帰り道、私は牛乳を買った。


KAZ矯正歯科
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2007年09月17日

到着

重い足どりながらも無事到着した私は、慣れた態度で常設のミネラルウォータを紙コップに注いだ。その半分を体に潤わせた頃、歯切れの良い口調で私を診察室に招き入れる声がかかった。

「先日、措置の一部がハズレちゃいました。それでワイヤーをカットしました。」
先生にそう告げると、とりわけ気にするようでもない。
どうやら前回からの期間は、下側の装置を装着するにあたってのウォーミングアップというか、装置に慣れてもらうことが第一の目的であったようだ。
確かに、今回新しく付けてもらったワイヤーは以前のと比べると、幾分か太い。装置を装着した時の違和感とこの装置の装着(ワイヤー)による歯の多少の痛みは、個人差があるにせよ徐々に慣らしていくのが一番である。痛みというのを少し詳しく説明すると、痛いか痛くないかと聞かれたとして、どっちかいうと痛いかなぁ??って程度で、痛くないといえば痛くない。・・・・説明になってないな。

そうそうそれと、私がニッパーという最終兵器で挑んだワイヤーを、いとも簡単に先生はカットして、ラフマニノフを彷彿させる手馴れた指先で新しいものにしてくれたのは言うまでもない。

そして今回の治療の最後に、先生は私のサイボーグ計画についてふれた。次回来院時には、いよいよサイボーグ化されるようだ。

KAZ矯正歯科
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2007年09月11日

千里の行も足下に始まる

9月8日、予約の日だ。前回の予約から1ヶ月が経過していた。

若干、楽しみになっている通院。しかし、今日はいささか違っていた。それは2日前の夕食時の出来事に端を発する。

近頃の傾向だが、ベジタリアンを装うかのように夕食は必ずサラダが主食になっている。その日も、2人とかで食べるような大きさのシーザーサラダを単品注文した。チーズが好きなため、至福の時間であった。そう、少し大きめのベーコンに行き着くまでは・・・。

そのベーコン、一見、普通のベーコンだった。大きさと形は、私が知る一番小さいサイコロそのもの。カリカリに香ばしく焼かれた風味が口の中に広がるや否や、左の奥歯に異変!装置がハズレた!?
以前、装置の一つがハズレた錯覚におちいったことがあるが、今回も錯覚なのか。五感に問う。舌にブラブラと揺れる硬いモノがある。指で触る。ハズレてる。お手洗いに行って鏡で観る。ハズレてる。間違いない。奥歯から二つ目の装置がハズレてブラブラ動いている。
しかし、前回の錯覚が活きたのか、おのれが貪欲なのか、席に戻って、何食わぬ顔でサラダを完食した。
で、次の日、更なる悲劇が私を襲う。
サンドイッチを昼食にした際、要ともいうべき左の奥歯の装置が、連鎖の如く、芋づる式にハズレた。まぁ例によって、サンドイッチは残さず食べるわけだが、困ったことに気が付いた。
何が困るって、ハズレたワイヤーの先が舌に刺さる。結構痛い。金原ひとみの『ヘビにピアス』を思い出す。スプリットタンなんて絶対に無理だ。・・・これで、なるわけないけど。

早速、家に帰ってオペ開始。明日は予約の日ではあるが、痛い。緊急避難の言葉を頼りにハサミを取り出す。ワイヤーを切る作戦だ。
鏡を見ながら、ハサミを口に入れる。怖えぇ。カッチリ鋏んで、しっかり切る。切る。切る。切る。切れない。負けた。ワイヤーに負けた。へぇ、良いワイヤーを使ってるんだなぁ。感心している場合ではない。ハサミより適切なものはないかと辺りを見回す。爪切りが目に入る。・・・・うぅ、出来ない。私にはそれは出来ない。仕方ない、男の七つ道具を出すしかない。クローゼットの奥を探る。
ニッパー登場。
口に入れるには、予想以上に威圧感があるが、男はガッツ。
すると、さすがはアキバの必需品。あっさりカット。
出てきた部品をまじまじと眺めてみる。小さいなぁとまた感心してしまった。


でも、緊急避難といえ、良いのか?カットしたりして。日々の積み重ねが大事なんだろ、この装置は。1年以上の長い付き合いも毎日の努力を欠かせないはず・・・。

そんな思いが、通院に向かう足取りを重くしたのであった。

KAZ矯正歯科
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