2007年09月17日

到着

重い足どりながらも無事到着した私は、慣れた態度で常設のミネラルウォータを紙コップに注いだ。その半分を体に潤わせた頃、歯切れの良い口調で私を診察室に招き入れる声がかかった。

「先日、措置の一部がハズレちゃいました。それでワイヤーをカットしました。」
先生にそう告げると、とりわけ気にするようでもない。
どうやら前回からの期間は、下側の装置を装着するにあたってのウォーミングアップというか、装置に慣れてもらうことが第一の目的であったようだ。
確かに、今回新しく付けてもらったワイヤーは以前のと比べると、幾分か太い。装置を装着した時の違和感とこの装置の装着(ワイヤー)による歯の多少の痛みは、個人差があるにせよ徐々に慣らしていくのが一番である。痛みというのを少し詳しく説明すると、痛いか痛くないかと聞かれたとして、どっちかいうと痛いかなぁ??って程度で、痛くないといえば痛くない。・・・・説明になってないな。

そうそうそれと、私がニッパーという最終兵器で挑んだワイヤーを、いとも簡単に先生はカットして、ラフマニノフを彷彿させる手馴れた指先で新しいものにしてくれたのは言うまでもない。

そして今回の治療の最後に、先生は私のサイボーグ計画についてふれた。次回来院時には、いよいよサイボーグ化されるようだ。

KAZ矯正歯科
posted by u1732 at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月11日

千里の行も足下に始まる

9月8日、予約の日だ。前回の予約から1ヶ月が経過していた。

若干、楽しみになっている通院。しかし、今日はいささか違っていた。それは2日前の夕食時の出来事に端を発する。

近頃の傾向だが、ベジタリアンを装うかのように夕食は必ずサラダが主食になっている。その日も、2人とかで食べるような大きさのシーザーサラダを単品注文した。チーズが好きなため、至福の時間であった。そう、少し大きめのベーコンに行き着くまでは・・・。

そのベーコン、一見、普通のベーコンだった。大きさと形は、私が知る一番小さいサイコロそのもの。カリカリに香ばしく焼かれた風味が口の中に広がるや否や、左の奥歯に異変!装置がハズレた!?
以前、装置の一つがハズレた錯覚におちいったことがあるが、今回も錯覚なのか。五感に問う。舌にブラブラと揺れる硬いモノがある。指で触る。ハズレてる。お手洗いに行って鏡で観る。ハズレてる。間違いない。奥歯から二つ目の装置がハズレてブラブラ動いている。
しかし、前回の錯覚が活きたのか、おのれが貪欲なのか、席に戻って、何食わぬ顔でサラダを完食した。
で、次の日、更なる悲劇が私を襲う。
サンドイッチを昼食にした際、要ともいうべき左の奥歯の装置が、連鎖の如く、芋づる式にハズレた。まぁ例によって、サンドイッチは残さず食べるわけだが、困ったことに気が付いた。
何が困るって、ハズレたワイヤーの先が舌に刺さる。結構痛い。金原ひとみの『ヘビにピアス』を思い出す。スプリットタンなんて絶対に無理だ。・・・これで、なるわけないけど。

早速、家に帰ってオペ開始。明日は予約の日ではあるが、痛い。緊急避難の言葉を頼りにハサミを取り出す。ワイヤーを切る作戦だ。
鏡を見ながら、ハサミを口に入れる。怖えぇ。カッチリ鋏んで、しっかり切る。切る。切る。切る。切れない。負けた。ワイヤーに負けた。へぇ、良いワイヤーを使ってるんだなぁ。感心している場合ではない。ハサミより適切なものはないかと辺りを見回す。爪切りが目に入る。・・・・うぅ、出来ない。私にはそれは出来ない。仕方ない、男の七つ道具を出すしかない。クローゼットの奥を探る。
ニッパー登場。
口に入れるには、予想以上に威圧感があるが、男はガッツ。
すると、さすがはアキバの必需品。あっさりカット。
出てきた部品をまじまじと眺めてみる。小さいなぁとまた感心してしまった。


でも、緊急避難といえ、良いのか?カットしたりして。日々の積み重ねが大事なんだろ、この装置は。1年以上の長い付き合いも毎日の努力を欠かせないはず・・・。

そんな思いが、通院に向かう足取りを重くしたのであった。

KAZ矯正歯科
posted by u1732 at 00:31| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする